小さな頃から、大きな樹の枝の形をみているのが好きでした。
何だか全てが不規則なのに、なんて美しい形をしているんだろう?このきれいな形を絵に描けたらいいのにな〜…と、いつも思っていました。
私は京都の美術系短期大学に通っていたのですが、実は美術系に行こうと思ったのもたった一枚でいいから、「大好きな樹の枝ぶり」の絵を描いてみたかったからなのです。
でも、その学校では生まれて初めて「ものをつくる」という事を学びました。入学試験にはデッサン等がありましたので、そこでは「集中する楽しさ」を覚え、学生生活において木工を勉強し、「時間を忘れるくらい没頭」することを覚えてしまったのです。
それは自分にとってもかなりの驚きで、ついに「これだ!」というものを見つけられた瞬間でもありました。不思議な事に、その時点で「自分で家具をつくって工房をもちたい!」という目標が決まり、今に至るまで一度も迷う事なく走ってきたというわけです。