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世界に一つだけの家具

たどり着くまで
 日々、独りで家具づくりに没頭していると、いろいろな事を考えます。いちばんよく考えたのは、「なぜ、他の誰でも無い<私>がつくるのか?」ということでした。どこにでもある家具を同じように作るのであれば、別に自分で無くてもいい。と思い、だからこそ自分がつくる「意味」を真剣に考えるようになったのです。
 そこで至ったのは、やはり「自分らしさ」だ!ということ。つまり、私にしかできない家具づくりをしなくては意味がないということです。家具という概念にとらわれず、私が好きなものについて考えたとき、出てきた二つの柱。それが「葉っぱ」と「樹の枝ぶり」だったのです。

世界にたった一つだけの家具
 大好きな「はっぱ」や「枝」を生活の中にとりいれることができたら…そんな思いを、家具の中に取り入れてみる事にしました。
 手触りを楽しんでもらえるよう、表面にもあえて手彫り感を出したり、丸いものもフリーハンドで切って少しランダムな感じにしてみたり。
枝がどれひとつとして同じものがないよう、私の作る家具もそうありたい。
そんな考えから、自分の中の家具の常識をひっくりかえしてみたら、不思議なことに、作ることの楽しさがどんどん増してきたのです。もちろん、きっちりしたものがいいとおっしゃるお客さまのご要望にもお応えしますが、私が目指したのは工場では作れないモノ。大量生産が不可能な、世界でたったひとつの家具を、たったひとりの「あなたの為だけに」作る。そういった、昔から考えていた自分のスタイルに一歩近づく事ができたというわけです。

 
   
 
     
目で見るだけでなく手で触れて身体で感じて下さい
 上で述べたように、表面を全て手で削り出す事によって表面に表情というものが生まれました。つるつるではなく、手彫りのあとが残っているので触っていると何だか気持ち良いことから、実際使って下さっているお客様も、「何だか嬉しくって気持ちよくって毎日なでてしまう」とおっしゃって下さいます。そして毎日撫でることによって、手の油が手伝い年月と共に家具に更に深い艶が増していく。すると、家具がさらにかわいくなってもっと撫でるようになり、家具はもっと深い艶を持つようになる。そんな好循環がうまれてきます。
 手でふれることで手触りを感じ、形を感じ、そして実際に座ったりして使ってみて、身体全体で『家具』を感じること
ができるようになるのです。
 
     
代々受け継がれる家具
 イギリスなどでは、自分の使っていた家具をお娘さんはもちろん、お孫さんのお嫁入り道具に持たせる事が誇りだとされています。こうして代々受け継がれた家具は、長い年月を経て更に良い風合いを醸し出し、現在に至ってアンティーク家具として残っているわけです。
 smile の家具達は、そうやって代々引き継いでいってもらいたいという願いをこめて作るもの。だからこそ引き出しの底板に至るまでムク材を使用するなど、良質の無垢材のみを使う事にこだわっています。
確かに市販のものにくらべるとかなり高価だと感じる方も多いかも知れません。しかし、良質のムク材とくぎを使わず仕口によって組み上げる昔ながらの工法によって作られた家具たちは、ずっとずっと、長く使って頂く事ができるのです。
買ってから数年、下手すれば数カ月で使えなくなってしまう家具を何回も買い替えるのとひとつの家具を百年かかって使っていくのとを比べてみると、と決して高いものではない。そう考えてくださる沢山の方々に、smileの家具を使って頂きたいのです。
 
 
 
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